弁護士BLOG

2015.06.18更新

別居中、子供に会うためには?

Q 夫の暴言に耐えかねて、やむなく子供を家に置いてきました。

  離婚については、これから話合いをしていく予定です。

  どうしても子供が心配なのですが、携帯などを持たせていないので、直接、連絡できません。夫に連絡するのも怖くて、なかなかできません。

  子供に会うにはどうしたらいいでしょうか?

 

A まだ離婚前ですし、あなたが、お子さんの母親である以上、ご主人とともに親権を持っているので、お子さんに会う権利はあります。お子さんに会う権利のことを、面会交流権(面接交渉権)といいます。

  どうしても、ご自分で、ご主人に連絡できない場合は、弁護士に依頼して、弁護士を通じて、ご主人に連絡をとり、話合いをするか、もしくは、家庭裁判所に、お子さんとの面会交流(面接交渉)の調停を申し立てて下さい。

  

Q 弁護士に依頼するのと、自分で調停を申し立てるのと、どちらがよいのでしょうか?

 

A ご自分で調停を申し立てるメリットは、掛かる費用が少なくて済むということです。

  デメリットは、申立てに必要な書類を自分で準備しなければいけないこと、また、いざ調停が始まったときに、ご主人の意見に言い負かされることなく、きちんと自分の意見、気持ちを調停委員に伝えなくてはいけないことです。

弁護士に依頼するデメリットは、弁護士費用が掛かることですが、メリットは、ご主人との話し合いはもちろん、話し合いがまとまらなかった場合の調停の申立ての準備などの手続を任せることができること、また、調停でも、あなたがうまく話せないときは、あなたの意見を代わりに話したり、法律的に不利なことが出てくれば、指摘することができます。

 

Q 調停を申し立てれば、必ず子供に会うことができるのですか?

 

A 調停で、面会交流が認められるかは、相手が、あなたに会わせてもいいと言っていること、また、裁判所としても、お子さんにとって、あなたに会うことが、お子さんのためになるかどうか、心身ともに負担を掛けないかどうか(法律的には、これを「子の利益、子の福祉」と言います)を判断して、問題がないという場合に認められます。

  なので、調停を申し立てさえすれば、必ずお子さんに会える、というわけではありません。

 

Q もし、夫が、調停でも、私が子供に会うのを拒否したら、どうなるのですか?

 

A 調停での話し合いがまとまらないときは、「審判」という手続にしてもらうことができます。

  審判では、裁判所が、お子さんの利益、福祉の点から、結論を決めてくれます。

 

Q 審判で、私が子供に会えないと決まってしまったときは、もうどうしようもないのですか?

 

A そのようなときには、不服があるとして、即時抗告という手続をとりましょう。

  即時抗告の手続の仕方や費用については、家庭裁判所や弁護士に聞いてみて下さい。

投稿者: 名古屋大光法律事務所

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