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2015.06.14更新

親権者を変更したり、止めることはできるの?

●親権者を変更してもらいたい!

協議離婚で、妻(または夫)を親権者と決めて、離婚した場合、後からまた話合いで、親権者を変更することはできません。

また、離婚するときに、例えば「(親権者と決めた妻または夫が)仕事ができなくなったときには、親権者を変更しよう」と事前に約束していたとしても、やはり認められません。

親権者を変更したいときには、変更したいと思っている方が、家庭裁判所に「親権者変更の調停」を申し立てなくてはなりません。

この調停の中で、親権者の変更について、争いがある場合には、家庭裁判所の調査が行われた上で、お子さんにとって、どちらがお子さんのためになるかという、親権を決める基準と同じ基準で、変更が認められるべきかどうかが判断されます。

特に、6つのポイント(親権者決定のポイントについては「母親が親権者になるには?」をお読みください。)のうち、お子さんを、夫婦の一方に渡して、これまでの環境に変化を加えることがお子さんのためになるかどうか、という点が重視されます。

親権者側によほどの落ち度がなければ、親権者の変更によって、お子さんの環境が変化することは間違いないので、簡単に変更は認められません。

もっとも、元親権者と、定期的に会う約束ができる場合には、親権者が変更されて、お子さんの環境が変化したとしても、これまでの環境と全く切り離されるわけではなくなるのですから、変更が認められやすくなることもあるでしょう。

また、実際には、親権者の変更だけでなく、現実として、お子さんをすぐにでも引き取ることが問題になるでしょうから、親権者の変更の調停の申立てと一緒に、「子の引渡しの審判」を申し立てることになります。

投稿者: 名古屋大光法律事務所

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